2017.5.4 高森殿の杉(熊本県阿蘇郡高森町)
高所恐怖症:怖いポイント一切なし!
天気が良ければ倶利伽羅谷トレッキングを楽しむ予定だったのだけど、
山のすそ野の天候が不安定だったので断念。
せっかく高森に来ているので、
以前からとてもとても気になっていた「高森殿の杉」に会いに行くことに。
祖母神社のそばの空き地に駐車し、散策開始。
集落でおばあちゃんに道を教えてもらったものの、
集落内で迷子に(笑)
ひとまず祖母神社を参拝することに。
祖母神社参道入口。
樹齢350年の巨木の杉並木に圧巻。
とても厳かな空気と雰囲気。
境内には、これまた息をのむほどの大きなイチョウの木が。
樹齢300年のイチョウの巨木。
胸を打たれます。
イチョウの花を初めてみました。
境内はイチョウの花がはらはらと雪のように舞っていて、
地面は苔とイチョウの白い花で一面覆われていました。
集落をグルグル歩き回りながら、ようやく正しい道に到着。
車ですぐ近くまで行けます。
突然目の前の展望が開け、牧草地が現れます。
目的の「高森殿の杉」は、牧草地を入って行った先にあります。
その牧草地入口。
駐車場も完備されていて、観光地として整備されていました。
知名度がアップして、観光客も途切れなく来ていました。
牧草地を歩んでいくと左手に見えてくる・・・
やっと会えた・・・
「高森殿の杉」
推定樹齢400年以上。
すごい・・・
圧倒される。
目が離せない。
満ち満ちた力強いエネルギーがこの空間にひしめいているような空気を感じました。
この力強さ。
僅かだったけど、幹に触れてエネルギーをおすそ分けしてもらいました。
・・・
ここにいると、私たち人間がとてもけがれた存在に感じられました。
この木を見るために、人間は、
周囲の草木を取り除き、木の周りを靴で踏みしめ、
木に近寄り、幹を撫でまくり、こぞって写真を撮る。
自分も含めたそんな人間の行為が、
とても愚かなことのように感じられてしようがありませんでした。
悠久の時を経て、大きく大きく生き続けているこの大樹にとって、
私たち人間はいったいどのように映っているのだろう・・・
夫婦でそんな思いを語りました。
高森殿の杉の近くで早めのお昼ごはん。
高森殿の杉のオーラを感じながら、高森の景観を眺めての絶景ランチ。
高森では、この時期、野生の藤が満開で見頃を迎えていました。
道すがらいたるところで見かけた零れ落ちるような紫色が
目にも鮮やかでした。
↑30分ほど集落内迷子(笑)
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